早川由美子
ドキュメンタリー映画監督
1975年東京都出身。成蹊大学法学部卒業後、公務員、会社員を経て2007年に渡英。ロンドンでジャーナリズムを学ぶ傍ら、独学でドキュメンタリー制作を開始。何気ない日常生活の記録や、街で出会った魅力的な人たちの撮影を通じて、映像技術を学んでいった。マスメディアや制作会社には所属せず、個人で映像制作・普及活動を続けている。市民による映像発信力を高めるべく、各地で講演やワークショップも行う。映像を通じて人が出会い、新たなつながりが生まれ、自分たちが暮らす地域社会が元気になってほしい!と願っている。
これまでの主な作品
『ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1』(2009)
『さようならUR』(2011)
『木田さんと原発、そして日本』(2012)
『木田さんと原発、そして日本 2 ~選挙~』(2013)
『乙女ハウス』(2013)
ウェブサイト www.petiteadventurefilms.com
チャンラズマイ・コーム
1989年、カンボジアのカンダル地域に生まれ。10代からメディアアドバカシーに関わってきた。2009年Cambodian Health Education Media (CHEMS)というNGOのためにテレビ番組を制作し、多数のNGOのためにドキュメンタリー映像を作った。2010年から定期的にカンボジアのテレビ放送局や国際NGO(UNICEF, Bayon TV and CTN等)のために脚本を書いたり、番組をプロデュースしたり、監督したりしてきた。
ネットで配信されたドキュメンタリーも関わり、2011年のInternational
Digital Emmy
Awardsを受賞した「HighRise
(Out My Window)」(highrise.nfb.ca)の制作メンバーであり、Vincent
Moonの「Boomtown
Babylon」のカンボジア監督として参加し、注目された「Big
Stories, Small Towns」i
(www.bigstories.com.au)のディレクターの一人としても関わった。
2011年にTonle
Sap湖の水上の村のコミュニティにおいて環境教育メディアプロジェクトも実施し、現在はInternational
Film Festival Amsterdamの助成による「Songs
from the Building Project」も制作し、ネット上のコミュニティプロジェクト「The
White Building」(http://whitebuilding.org)のマネジャーとして関わっている。また現在名の高い「Phnom
Penh Post」(www.phnompenhpost.com)新聞のビデオジャーナリストとして活動している。
Listen to the city
2007年にアーティストユニット「Listen to the City」は結成され、2009年から本格的な活動を始めます。メンバーは映像作家、建築家、グラフィックデザイナーなど各分野のクリエイターからなる総勢5名編成のユニット。「都市に耳を傾けよ」という名の通り、韓国政府、企業が進める都市開発事業によって自然環境が破壊されている地域、ニュータウン・再開発により強制撤去の対象となった場所を訪ね現状をリサーチしながら問題解決のため様々なプロジェクトを立ちあげています。彼らの活動は多岐にわたり、都市に関する作品を集めた映画祭、再開発地区の写真展、アナーキーセミナー、都市開発の歴史を語り合うソウルツアー、カンジョン村海軍基建設地反対のゲリラパフォーマンスなどを企画からデザインまで手がけています。こういったプロジェクトを通し多くの人々に現在進行中の都市計画の問題について共に考える「場」をつくっています。現在、彼らは韓国政府が莫大な資金を投じて進めている国家プロジェクト「4大河川事業」に反対する運動をしています。ソウル中心部に「モレ」という箱型の展示スペースを設置し、「4大河川事業」永住ダム建設により水没予定地となった乃城川(ネソンチョン)の周辺地域に住む人々のコミュニティや自然環境が失われようとしている現状を多くの人々に伝える活動を行っています。