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symposium

 
シンポジウム (二日間パス1000円-武蔵野美術大学の学生・関係者ではない方)
武蔵野美術大学2号館201号室 10月23日 16時半~19時・24日 11時~18時
宍戸遊美・丹羽良徳・谷口暁彦・マジュンヨン・毛利悠子・中島興・太田エマ・Andreas Siagian・Lim Kok Yoong・Nguyen Duc Tu・Preeyachanok Ketsuwan
 
Dislocate ではアートとテクノロジー、ローカリティについて話し合う場を設けたいと考えています。中心となるテーマは「アジアメディア空間」です。東南アジアと日本のテクノロジー社会を留意し、文化・政治・経済・歴史の点を比較し、メディアと場所との関係を議論してゆきます。国・場所によってどんな様にテクノロジーが受けられているでしょうか、どんな様にテクノロジーが利用されているでしょうか、どんな様にテクノロジーの創造的な可能性が表現されているでしょうか。お互いからいろいろなことが学べます。
 
新しいテクノロジーの影響力を視野に入れつつ、場所という概念の成り立ちについて考察します。自分達が暮らす場所とどのように結びついているのか。テクノロジーはそれを強化するのか、あるいは弱めるのか。テクノロジーはそういった結びつきから私達を自由にし、現在位置を規定している様々な要素を超越し得るか、といった点を議論したいと思います。場所や空間から離れるということは果たして可能なのでしょうか。自分が存在する場所から逃れるのは不可能と言うことが出来るかもしれません。しかし同時に、一つの固定された点の内部に私達は存在しているのではない、とも言えるかもしれません。そして、私達はテクノロジーを介して自分のいる場所を体験しているなだとしたら、テクノロジー自体が一つの場所だとは言えないでしょうか。

 

In this platform for critical discussion we will attempt to tackle the following questions:

 

参加者

 

中島興



 

ビデオ・メディアアートのパイオニア
1941年生まれ。九州より上京し60年代より映画技術を学びながら、実験的なアニメーションなどを手掛ける。70年よりポータブルのビデオカメラを購入 し、グループ「ビデオアース」を結成し、ソロではパフォーマンスやドキュメンタリーなどの様々なビデオ作品を行っている。インスタレーションなど広い範囲 での活動を行っており、ビデオを個人の記録メディアとして、またあるときには生命や宗教的な表現を行う媒体として捉えるユニークな視点をもって接してい る。 http://www.age.cc/~ko-ko-ko/blog/

宍戸遊美

 

1978年東京都荒川区生まれ。2003年東京造形大学美術学部絵画専攻卒業。アーティスト、プロジェクター。コマンドNメンバー、ano(アートネットワークおきなわ)メンバー、保育所芸術専門員。2003年に「沖縄/コザ」との関わりを始め、滞在制作を通じて滞在地の商店街での作品発表にこだわり、展覧会を制作(CUVAプロジェクト銀天街発表会/20033月、9月開催)。それをきっかけに展覧会の制作プロセスを通じて、コミュニティーに関わる過程に自身の作品制作の動機をリンクさせる経験を重ねる。沖縄ではその後、小学校で半年間掛けて行ったワークショップ(バショカラプロジェクトvol.120049月〜20053月、vol.2200510月銀天街商店街で同企画を開催)や、5つの商店街を舞台にしたアートイベント(ano week in KOZA~アノコザ~/20083月開催)を企画制作する。また、2003年にアーティストだけでメンバーが構成されるアーティスト・イニシアティブ・コマンドNの活動へ参加を開始。コマンドNとしても、富山県氷見市、秋田県大館市の他、千葉県、石川県、東京でのアートプロジェクトに関わる。特に富山県氷見市では、2004年から2007年まで事務局兼アーティストとして関わり、プロジェクトの運営と作品制作の両面からアプローチする作家活動を長期に渡って行う。東京ではコマンドNの活動の他に、20034月〜現在に至る6年間に渡り都内保育所で芸術専門員を勤め、幼児期の表現活動における場所や人と素材の関わりに対してのアプローチを行っている。現在では、合同会社コマンドAの立ち上げに参加し、千代田区/秋葉原にある旧千代田区立練成中学校を改修して新たに立ち上がる文化複合施設のプログラム制作や運営に携わりながら作家活動を続けている。
 

 

 

毛利悠子

 

 

 

1980年生。美術作家。主な作品に、強力な磁力を使用した立体作品《Magnetic

Organ》、エリック・サティの楽曲を使用したサウンドインスタレーション《vexations》(三原聡一郎とのコラボレーション)、プリンタにタイヤをつけて走らせる立体作品《BairdcastMedia》など。国内外で発表。

http://www.mohrizm.net/


 

 

谷口暁彦

1983年生まれ 多摩美術大学大学院デザイン専攻情報デザイン領域修了プログラミングや自作のインターフェイスを用いた作品を製作。 また、ダウヂング同好会として音楽活動も行う。

近年は「宙づり」というコンセプトをベースに,個人やグループでの実験的なプロジェクトを数多く展開し、2007ICCにて「ダングリング・メディア」として発表。 http://okikata.org/ http://kiviak.org/


 

 

丹羽良徳

 


 

1982 年生まれ。アーティスト。多摩美術大学映像演劇学科卒。主に社会や共同体との関わりのなかで、実現不可能でポエティックなアイデアを無理にでも実行する。そのアイデアと現実との差異のなかに人間性を見ようとする。また、マインドマップをベースにした言語を多用するドローイングも制作する。主な作品に鳥イン フルエンザが流行した時期に鶏にイラク戦争や身の回り様々な質問をしにいく「ヤンキー養鶏場」、世界中の水たまりを口で吸い上げ別の水たまりに移しかえる「水たまりA を水たまりB に移しかえる」、ノルウェーの町中で100 匹の猫と握手するために奔走する「ノルウェーで100 匹の猫と握手する」などがある。また、東京とサンフランシスコのアーティスト主導の国際交流展「Tokyo- San Francisco Art Festival 06」、都内のパブリックスペースをゲリラ的に活用した国際芸術祭「Artist as Activist」などを企画しオルガナイザーとしても活動する。この他、近年は自己の生活と芸術との繋がりの中から様々な任意団体を組織した。URL : http://www.niwa-staff.org/

 

Ma Jung-Yeon


(東京藝大映像科博士)日本のメディアアートの歴史/システムについて研究しています。

 

草場裕

杏林大学外国語学部教授

「表現」とは何か、「文学」とは何かに迫る。「日本語の歴史」においては、言語はなぜ変化するのか、「日本語」とは何なのか迫る。

 

 

Koiso Lisa


 

2009年武蔵野美術大学院修士課程修了

パフォーマンス・インスタレーション・映像の作品が中心です。

http://lisakoiso.com/