Xaisongkham Induangchanthy
映像作家。メディアエデュケーター。メディアプロデューサー。2010年にオーストラリアのCollege of Fine Arts, University of New South Wales のメディア制作修士課程を卒業。2005年にシンガポールのSchool of Communication & Information, Nanyang Technological University コミュニケーション・スタディズ学部を卒業。ラオスのヴィエンチャンを拠点としてラオスのインディペンデント市民メディア運動、またはラオスのインディペンデント映画のリーダーの一つとして活動しています。インディペンデントメディア運動を促進するために2006年から地域参加とコミュニケーション支援プログラムにおいてメディアエデュケーターとしてラオスの田舎町の子どもたちを対象としたメディアプログラムを実現しています。特にラオスの一番貧困な田舎町において市民ラジオ放送局を設立し、生活には重要な情報へのアクセス、草の根のコミュニケーションルートを開け、知恵共有、意見交換、文化・伝統保護を促進しようとします。また映像作家としてドキュメンタリーやショートフィルムを作ったり、2006年香港での第四大学生映画とテレビフェスティバルにおいてドキュメンタリー作品は‘Outstanding Documentary’という賞を受賞しました。インディペンデント映画をサポートするために2010年に「Lao New Wave Cinema Production」という映画制作グループを映像作家同士と一緒に設立し、2011年にラオスの初めてのインディペンデントドラマ映画を制作しました。
滞在制作プラン
ラオスの田舎町の中で市民ラジオコミュニティを作ろうとする人々の映像を撮影。イベント期間中、そのコミュニティの人々の日常生活を伝えるため、ドキュメンタリー映画を上映する予定です。環境、背景、言語が違う人にも人間関係を大事にする「コミュニティ」の感覚は通じるでしょうか。
滞在期間中、善福寺の子どもたち、学生、大人、お年寄りの方々と協力し、世代間交流を促進しながら、ビデオ制作ワークショップを行います。ワークショップの参加者は、異なる世代の方にインタビューを行い、お互いの心配事、夢、関心を共有し、善福寺という町・コミュニティがどういうものなのかを別の視点から見ることになるでしょう。最後にこの映像を町の中で(商店街・公園など)イベントとして上映する予定です。
他の関連リサーチとして、東京のコミュニティラジオ、市民メディア活動に関わっている方たちに会い、まちづくり、コミュニティ・ディベロップメント、メディアリテラシーの問題について意見交換し、ラオスでの活動に繋げていきます。