Moe Satt – Smiles in Akihabara

Smile in Akihabara ― カラフルなピンポンボールをたくさん用意し、秋葉原の街ゆく人に声をかけて、スマイル(笑顔)をそのピンポンボールに描いてもらいました。それをモサ本人の顔に貼り付けて秋葉原の街中を歩き回るというパフォーマンスを行いました。笑顔を描いてもらって、それをモサと参加者のお互いの顔に貼り付けて写真撮影をし、その行為を通じて秋葉原で始めて会ったそれぞれは、互いの心を通わせあいました。
モサの母国であるミャンマーでも同じパフォーマンスを行っている。ミャンマーでは、国の軍事独裁によって日常生活のなかで厳しいルールが敷かれています。何か政治的に誤った行為をすれば、それが誰かから報告されて罰されるということもあります。人々は国からの強い圧力を感じながら、誰が本当に信頼できる人なのかという不安を抱えながら生活を送っています。その問題に対して、モサはこのパフォーマンスを考えました。笑顔のピンポンボールを使って、街のひとと関わることで、人々に安心感を与えようとしました。
自身が立ち上げたパフォーマンスフェスティバル「Beyond Pressure(圧力を超えて)」という名前からもわかるとおり、モサは、人と人との交流によって生まれる笑顔によって、圧力や規制を超えようとしています。
対して、東京では、人々は安心して街にでて生活できてはいるが、それぞれが個々の中に問題を抱えています。そして、パブリックスペースですれ違うひとに対して、お互いの存在を意識しることはほとんどありません。自分の問題に目が向き他人のことは知らん顔というひとが多い。そんな日本で、3,11の震災後、人々の意識に変化がおきています。今まで自分のことばかり考えていたひとが、他者を意識し集団で何かやろうというきもちが芽生えだしているのです。その東京、秋葉原でモサは積極的に人々と笑顔のコミュニケーションをとろうとしました。