労働+移住+文化 – 香港のケーススタディー

10月24日(土)15:00-18:00 @ アジア女性資料センター

【アジア女性資料センター×ディスロケイトのコラボ企画!】
日本政府は現在、外国人家事労働者受け入れに関する新たな方針を打ち出しています。この方針は女性の社会進出にとって重要な支援になるとされています。し かし以前から指摘されている通り、この計画には多くの懸念が示されており、ジェンダーに基づく役割分業の強固、プライヴェートな領域にまで外国人労働者を 弱い立場に追いやる危険性をはらんでいます。
香港は全労働人口の10%以上にあたる外国人家事労働者を抱えており、重要な例としてしばしば取り 上げられます。家事労働の規定に関しては先進的地域と考えられている一方、労働者の権利保護にはまだ多くの欠点が残っています。 日本でこの政策が導入されれば、他のアジア諸国が近年直面している問題が繰り返されることになり、現在の劣悪な外国人実習生研修制度の継続につながると多 くの人が恐れています。
このような外国人労働者が潜在的な被害者として描かれる議論があるなか、文化研究者であるインドネシアのブリギータ・イザベラさんが、主にインドネシアからの家事労働者と共に香港で展開してきた最近のプロジェクトについてプレゼンテーションをします。
香港の都市の公園やオフィスビル街で週末に行われる家事労働者の集まりのなかにある「移動式図書館」、すなわち労働者の母国語で書かれた本が詰まったたく さんのスーツケースをみてきたブリギッタさんは、勤務後の読書会を企画し、社会の周縁におかれた労働者が文化的で知的な領域における表現行為の先導者、主 体者になるような空間の拡張を試みました。
今回、ブリギッタさんに、労働者との共同プロジェクトの展開と、香港の家事労働者の状況についてのご 研究をお話を頂きます。その後、渋谷周辺の公共空間でワークショップを行います。ワークショップでは前述の移動図書館のコンセプトを取り入れ、仕事や余暇 に関して路上でオープンディスカッションを行う予定です。

ブリギータ・イザベラさん
1989 年生まれ。2012年ジョグジャカルターのGadjah Mada大学の哲学学部を卒業。その後イギリスのキングス・カレッジ・ロンドンで批評方法論の修士課程を修了。2011年からジョグジャカルターにあるリ サーチ・グループKUNCI Cultural Studies Centerのメンバーとして活動してきた。2014年10月パリでの89plus x Google Cultural Instituteのレジデンスに2ヶ月滞在し、現在Getty FoundationのConnecting Art Histories企画のAmbitious Alignments: New Art Histories from Southeast Asiaのリサーチ・プログラムに参加している。また今年香港のPara-siteギャラリーとの協力によって香港在住のインドネシア移民労働者の知的生 活を研究している。アート・ジャーナル”Southeast of Now: Directions in Contemporary and Modern Art”の編集者でもある。

日時:2015年10月24日(土)15:00-18:00
場所:アジア女性資料センター(地図
参加費:無料
言語:英語+日本語の逐次通訳
持ち物:仕事そのものや、労働条件(家事・無報酬の仕事を含む)に関する問いを発した本がお手元にありましたら、言語を問わず、ご持参を歓迎致します。渋谷での数時間、ぜひ色んな人と本を共有しましょう。
主催:特定非営利活動法人アジア女性資料センターDislocate(ディスロケイト)

お問い合わせ・お申し込み先
dislocate(ディスロケイト)
メール:Info(at)dis-locate.net ※(at)を@に変えて送信してください。

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